ママが起業したときの「時間の使い方」

自分ブログ20170116
先日、とある自治体さまで女性起業セミナーの講師のお仕事をしてきました。
テーマは「お金」です。起業時も、起業後も、お金の話はとっても大事。
でも、今日のブログテーマは、お金と同じくらい大事な資源、「時間」の話です。

研修では、毎回テーマは違えど、その日その場に集った人たちの「声」をまずは
聴くようにしています。当日のテキストやカリキュラムで対応することはもちろん
ですが、研修の場というのは私にとっても「一期一会」な機会であり、なるべく
その時間内でお答えできるものについてはお答えしようという気持ちからです。

今回はその「声」を聴いている中で、とりわけ「時間の使いかた」についての質問が
多く出ました。
起業すると、プライベートと仕事の時間の区別は非常につきづらくなります。小さい
子供がいるときに起業をする母親にとっては、週末だけれどお仕事があって休めない
という状況が発生します。子どもたちのこともかわいいし、遊んであげたい一方、
仕事はちゃんとやりたい。気持ちをどうもっていったらいいのかわからなくなること
もしばしばです。私自身もそうでした。

ここまで自分なりに自営業をやってきて思う、時間の使い方のポイントはこの3つです。
-「働く日や時間は自分で決める」と自分自身がまずは受け入れてしまうこと
-休日仕事をする場合には、子どもたちや家族に事前に十分話をしておくこと
-長いスパンで考えること(「大変な今」は長く続かない)

試行錯誤しながら得てきたのは、仕事と休みを曜日で分けようと思うと苦しい
ことが多いかな、という感覚です。週末は休むべき、と思っていると休めない
状況が苦しくなりますが、「働く日や時間は自分で決める」と受け入れてしまう
ことで気持ちがぐっと楽になりました。
また、子どもたちや家族には事前に十分話をしておくこともポイントです。
きちんと事前に話をした上で週末でなく平日の午後におでかけするなど、子ども
たちにとってはちょっとしたイベントのようなことをしてもいいかもしれません。

そしてもう一つは、長いスパンで考えることでしょうか。目の前の育児に夢中に
なっていると、いつまでもずっとこの大変な状態が続くんだわ、とつい思って
しまいがちです。私自身、幼稚園児の長男の手を引き、次男を抱っこしながら
お買い物をしていたとき、そばにいたおばさまに「今が一番いいときよ、子どもは
すぐに大きくなっちゃうから」と話しかけられたのですが、まったくそう思う
余裕がありませんでした(苦笑)。
でも少し長いスパンで考えると、子どもも成長していきます。それにつれて、
私たち母親の時間の使い方も、少しずつ変えていくことができるのです。
仕事の時間も、自分の時間も少しずつ増やしていけます。肌身から離すことの
できなかった、そして手を離せなかった子どもたちが、だんだんと成長し、
親と対等に話をできるようになってきて、やがて仕事をする母親を気にかけて
くれるようにもなってきます。

子どもたちは、ちゃんと働くお母さんの後ろ姿を見ています。
あまり心配しすぎず、子育てと仕事、やっていきましょう♪